気付けばなんか森だった

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 シロノワール強いかもしれない疑惑が浮上したけれど、まあそれはおいておこう。 紫姫「いただきます!」  まずは腹ごしらえだろ。  見た目的に甘そうな、ハート型の桃のような果物を手に取り一口囓る。 紫姫「あ、おいしい」  ……うん、味は桃だわ。  でも感触がもっちもっちしてる…新食感! シロノ「私もそのピモモチ好きなんです」 紫姫「ピモモチおいしい…この弾力といい本当になんだこれ…」  胃袋を掴まれると男は一撃な生き物。  だがこの場合どうすればいい?  ピモモチの木に恋すればいいのか? シロノ「それ私が8年かけて育てた実なんです ピモモチは8年に一度しか実らない案外珍しい食べ物なんです」  シロノワールが、育てた…… 紫姫「お前まじイケメンだな 俺今ちょっと惚れそうになった」  こいつやっぱり強い…8年ものの果物栽培とかメンタル強くないと絶対無理だろ… シロノ「え…惚れ………惚れ…きゅぅぅ///」  シロノワールは俺の褒め言葉に照れてしまったようだ。  案ずるな…もっと照れても良いのだぞ……ってキャラ崩壊したしw  シロノワールがモジモジしながらきゅーきゅー鳴いている隙に様々な果物へと手を付ける。  色は暖色系寒色系様々で、中には怪しい縞模様や水玉模様のものもあったが、どれも食べたことのある果物の味だったり、新しい味だったり食感だったり、とにかくどれも美味しかった。 紫姫「ん~っ!これも美味しいっ」 シロノ「……ハッ!忘れてました! さっきのことを話してください紫姫さん」  シロノワールさんが御復活なされた。
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