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紫姫「んー、シロノワールが食料調達に飛んでった瞬間に、赤い蛇が出てきて身の危険を感じたから取り敢えず走って逃げていつの間にか湖に出て、湖の中に飛び込むか迷ってた時にいきなり蛇が去ってシロノワールが飛んできました」
シロノ「………………赤い、蛇ですか…」
紫姫「めっちゃ赤かった
そう、まるでこの果物の果肉のように…」
皮は超水色なのに、果肉赤いとか…何でもアリだなこれは……うん、よくわかんないけどおいしい。
シロノ「…………実はまだ紫姫さんに言ってないことがありまして…」
紫姫「…ん?なんぞなんぞ?」
小動物なのに気まずそうな雰囲気を醸し出すなんて、器用だな。
シロノ「実はこの森のすぐ隣は……
…………魔の森なんです」
…………は?
思わず今まで気分良くシャリシャリ果物を食べてた手がとまる。
紫姫「……えっと、……ん?」
シロノ「この森の隣は魔の森で、魔の森は言葉通り悪魔や魔物の住む森です
魔王城の周りを魔の森が取り囲んでいるので、魔王城も案外近いです」
近いっていうか、超ご近所じゃないか!?
てかなんで聖なる森の近くに魔王城やら魔物住んでる森あるの?!
大丈夫なの?エディプシア!!
紫姫「えっまさか森同士隣接してたりしちゃってます?」
シロノ「互いの森の境目を股に掛けることは可能ですよ」
つまりほぼ繋がってるってことか!
紫姫「じゃあ魔物とかこっちくることが可能ってこと?!」
シロノ「はい
ただ、弱いものは入れません
こちらへ侵入できるのはS級以上の強者ぐらいだけです」
全っ然安全じゃないじゃん!!
強者こっち入ってきてんじゃん!
シロノ「紫姫さんが遭遇した赤い蛇は恐らく……SS級もしくはそれ以上の可能性があります
この森へ侵入出来てそして私が気付かないなんて…相当強い奴です」
まっじっかっよっ!!
紫姫「…………ここって、安全?」
シロノ「……魔力無しの人間は……
まあ私が守りますので大丈夫ですよ!」
わかった!俺レベルでこの森は即死100%ってことね!
泣きたい
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