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お腹が満たされ、この森の隣に危険がいっぱ…この森にも危険がいっぱいという事実も知り、俺はなんかすごく疲れました。
紫姫「取り敢えず死ぬ前にピモモチに出会えたことが冥土の土産だわ」
シロノ「私が守りますから大丈夫ですって!
それにピモモチそんなに気に入ったんですか?また夜食べましょうね」
紫姫「わっ!まじ?!やった~♪」
……じゃなくて(笑)
この高性能な上に防水の腕時計は水に濡れても律儀に時を刻み続ける訳で…グダグダと無駄な時間を過ごしまくった今、17時です。
紫姫「まずは俺のこれからも考えようじゃないか
俺は無力のままどうすればこの先生き残れるのか」
まずはこれだろ!
シロノ「先程まで気持ち良さそうに昼寝をしていた人のセリフだと思うと……あまり危機感を感じませんね
答えは簡単ですよ、私の側にいれば安全です」
紫姫「そうだろうけどさぁああ!?」
人間独りになりたい時だってあるんだよ?!
色々な面で…ほんっとに色々な面で!!
紫姫「…その、神様はまだ気付いてくれない…の?」
シロノ「まあジジイ様は御高齢(笑)ですから、物忘れやらも酷くなっているんだと思います」
前から疑問だったんだけどシロノワール、なんか神様に対して辛辣じゃね?
呼び方も敬称省くとジジイ呼びだし。
紫姫「…神様でも老いるのな
それよりシロノワールってさ、神様と知り合いだったりする?」
シロノ「ええ、ちなみに私のが年上です」
年上…?
紫姫「んえ?どゆこと?」
世界神…より年上…ってこと?
シロノ「ジジイ様はまだ1500歳くらいなんです
私は…まあ、それより長生きですよ?
アッでも私はジジイじゃないですからね?
老いるのは力不足な証拠です」
…そう考えるとお前…
紫姫「神様より強いってことじゃね?」
シロノ「……あっ」
あっ、じゃねえよ!あっ、じゃ!
シロノ「……きゅうっ?」
紫姫「ここはさすがに誤魔化されねえからなw」
シロノ「ですよねー(笑)」
お父さんお母さん…この小動物は神より強いそうです。
ほんとかどうかわからないけど、取り敢えず俺の寿命はまだ尽きないっぽいです。
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