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聞けば外で魚を焼いていたらしい。
紫姫「た、食べていい…の?」
程良く焼けた魚に顔を覗かす真っ白な身…
皿には魚から溢れ出た肉汁が零れている。
シロノ「温かい内にどうぞ」
紫姫「いただきます!」
頭と尾を持ち腹にかぶりつく。
紫姫「んんんん~!おいしい!」
塩とかなにも調味料がついていないのに、魚本来の味なのかとてもおいしい。
やっぱ秋刀魚あたりの味に似ている。
骨まで楽に食べれるところがいいね!
紫姫「…シロノワールは食べないの?」
シロノ「私あまり食事しなくても大丈夫なんです
他の物から空腹を満たすことが可能ですし」
……なんかすげえな。
紫姫「ごちそうさまでした!」
案外魚一匹でもお腹が満たされるもので、えーと朝ご飯の後は歯磨き?
昨日の夜に創造してもらった歯ブラシで歯磨き。
歯磨き粉は自然に還るか心配だったからナシ。
そうして朝の支度を終え今は朝の8時。
服は夜は下着だけで、普段は制服着用。
シロノワールが魔法で服を清潔に保ってくれるから本当に感謝。
下着は今日これから水浴びするからその時に綺麗に洗ってくれるそうだ。
下着にも魔法かかってるけど、やっぱここは心持ちの問題だからね。
紫姫「シロノワールさーん
何時に水浴びなんですかー?」
シロノ「んー…もうそろろ行きましょうか
転移で行きます?」
紫姫「んー…折角だし歩きで行きたいな」
どうせ10分くらいであの湖まで着くし。
シロノ「わかりました~
あっ、戸締りは任せて下さいね!」
なんかこの山小屋、ちゃんと持ち主認証とかの機能付いてるらしくて、俺かシロノワールしか家に入れさせないらしい。
魔法、すげえよな。
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