気付いたら魔の世界…でした

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カディ「我はこんなにフレンドリーでも一応は偉い神様なんだからな!」 紫姫「はあ…そうなんですか」  自分で一応は…とか言ってるw カディ「我は闇のプロフェッショナル!化身と言ってもよいのか…んむ……あ、人間界では闇の属性神と呼ばれてるな」 アズ「……プロフェッショナル……(白目)」 紫姫「ははは、プロフェッショ……ん? 待って、闇の属性神?」 カディ「そう…だが、なにか?」  普通の異世界ものだと闇の属性神は基本的に王都とかの闇帝やらダーク家的な貴族の人に使い魔召喚されてるものだと思ってたけど… 紫姫「この世界では闇の属性神は魔王側なんだ?」  というか勇者はこの世界にいるのか?  ……あ、わかんねーけど景都あたりか?  そうだ忘れてたけど俺、景都の勇者召喚に巻き込まれたんだったわ。 カディ「魔王…側?ギルディアーノとは仲は良いが…我主いるしな…」 紫姫「え、まさか闇の貴族的な?」 カディ「ああ、闇の貴族とやらの当主で、なんか闇帝やってるらしい」  え、えええ…待って俺わからないけど待って… 紫姫「俺召喚に巻き込まれたんだけどさ、たぶんその召喚、勇者召喚陣だったと思うんだよね てことは勇者召喚する理由って魔王討伐ってこと…なんだろ?」  いや、どの国が勇者召喚したのか知らないけどさ、なんか魔王関係でどっか困ってるから勇者必要なんでしょ? アズ「勇者召喚に…巻き込まれた…」  アズがなんか難しい顔してる。 カディ「ほう…やはり異世界人か… あ、そういえば主がなんか言ってたな…魔王倒すやらなにやらと…なんか国内外で悪魔崇拝が目立つらしくてな、魔王倒せばいいって結論がエディプシア全体で出たらしい」 シロノ「うわ、押し付けですねそれ」  シロノワールがカディンネさんの腕の中から飛び上がる。  生きてたのか…じゃなくて仮死状態タイムは終わりなのか。 シロノ「話は全部聞いてましたよ~ 嫌ですねえ…人間のそのような考え方は…」 紫姫「じゃあ魔王とかは本当は悪いことしてないってこと?」 アズ「悪いもなにも人間とオレ達、どっちが魔なのかわからねえ御時世だぜ? 魔王様なんて趣味園芸だからな」 紫姫「園芸…お花!!」  これはかわいい女の子の予感再来!!?
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