15人が本棚に入れています
本棚に追加
【 4℃の微熱 】
どんなに言葉を並べてみても
たった一言
キミの言葉で告げられる
「好き」の前では
全てがスッと色褪せる …
どうして?
それは、きっと… "4℃"の微熱
僕の止まった景色は
やがて…
冷たく凍った心を溶かす …
… 暖ったかい …
だから僕の唇も
意図せず詩-ウタ-を口ずさむんだ
「 ありがとう♪ 」
こうして明日も明後日も
ずっとキミと居れたなら …
ハハ…
もしも永遠なんて言葉があるのなら
そうだね?
「 愛してる!」
… … …
… … …
… … …
〈 … お客様。きっと、お慶びになられますよ? 〉
「 ありがとう御座います♪」
〈 メッセージカードはお付けしますか? 〉
「 あ、えと… すいません。
ちゃんと、自分の言葉で伝えたいので
…」
〈 畏まりました。受け入れて頂けたら良いですね? 〉
「 ハハ…いや、どうですかね?」
なぁ… ちょっと、目を閉じてくれないか?
え? …どうしたの急に?
いいから… 頼むよ。
う~ん。解った!
いいかい?
う… うん。
はい、じぁ~目を開けて?
「 ん? …ッて、え!?」
「 僕と… 結婚して下さい!」
~ June-bride ~
6月の花嫁
… fin …
最初のコメントを投稿しよう!