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 明け放たれた窓辺で揺れる    白いレースのカーテンが      月の灯りを許す深夜-ヨル-  aquar-blueに色染められた     1人佇む、この部屋で    微かに流れるBGMと   それらを奏でるデッキの灯りと …  … まるで     無機質の中を泳ぐよに   恋人-キミ-を浮かべて琥珀を鳴らす       《 カラン♪ 》      声 …       聞きてぇなぁ。  そして、壁の時計の秒分針が    1つと成って重なる頃に  そっと …   この手を"それ"へと延ばすと  指は    想人-キミ-を探して画面を辿る    《 トュルルルル… トュルルルル…トュッ! 》     「 あ… もしもし?」    こんな時間に迷惑だったか?        … でも  耳へと吸い込まれて行く       その声に    心は色彩-イロ-を帯びていく …       〈 はい♪〉  そろそろ家具でも買いに行こうか?        なんて …  らしくもなくと          思ってみたり。  言葉じゃ上手くは言えないけれど    そろそろ、それもいいかのかな?  逢いたい想いは       逢いたい分だけ  ふたりの『愛』を育てていると …  さて …       もう、一杯だ。  そんな答えも  琥珀-コイツ-に聞いてみるとしよう?     〈 愛してるよ♪ 〉 …か?  ばぁ~か …     なら、負けてねぇ~よ!              ~ fin ~
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