第1章

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「だっ…だから…。私と、付き合ってください!」 やだ…声震えすぎだよ。 カッコ悪いなぁ…私。 いつの間にか2人とも立ち止まり、向き合ったまま立ち尽くしていた。 武藤くんはポカンと口を開けて固まっていた。 ちょっと、ビックリしすぎじゃない? 何か言ってよ…武藤くん…。 沈黙に耐えきれなくなって俯いた瞬間、微かに聞こえた声。 「……に…………のか………?」 「……え?」
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