第1章

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「美冬ちゃん?」 右側から近付いてきた人影に気付かずに妄想の世界に飛び立とうとしていた。 待ち人がやって来たというのに。 「武藤くん、部活終わったんだね。お疲れさま」 「ああ、お疲れ!どうしたのこんなとこで…。ヒデなら今日は部活来てないけど?」 やっぱり、秀一に用事だと思ってるよね。 秀一に会いたいんなら隣の家に住んでいるんだから、こんなとこで待つ必要ないし。
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