第3話 夫の子
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手の中には信長様が渡してくれた美濃キノコ わたしが懐かしい味を採ろうとしなければーー 欲をだしてより大きなものを探しに奥に進まなければ… 後悔先に立たず 「ここまでくればよかろう」 「影、信長様を置いてくるなど! 信長様を助けに…」 「――もう来る 足音がする」 耳を澄ますと森の中から足音がする ――野武士が追ってきた?
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