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「俺は濃姫を危うい目にはあわせぬ!」
「当たり前だ!」
語尾を強める影。
「それに、お前がいれば濃姫を守ってくれるのだろう?」
「それも当たり前だ!」
ますます大きな声をだす影。
忍の影がこんな声をだすのははじめて聞いた。
そのとき、初めて影と信長様が声をあげた二人で笑った
強い者にしかわからない男同士の高々な笑い…
この尾張での生活、何もかもがうまくいくと疑いをもつことはない
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