第6話 今宵、俺が守る
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「急を要する、構わぬ 濃は寝ておる」 恒興様は遠慮がちに寝所に入ってくると 横になるわたしの姿を一瞥したーー 「いかがしました?こんな夜更けにーー それがしがこのようなところに入ってきてはお濃のお方様もお怒りになるでしょう」 「まぁ、座れ 濃は起きぬ しっかりと疲れさせたからなっ」
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