第6話 今宵、俺が守る

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信長様の沈黙が怖く、言葉が続かない… 「――濃、 何が不満だ? 言うてみよ、 昨今、生駒家の商人の娘を城にあげたことか? 商人とて、武士とておなじ人であろうに… 商人の娘と、あざけ笑うのか?」 「――そ、そんなことはありません そのようなことではありません… ――信長様はわたしを嫌っておいでなのですか?」 信長様の胸に飛び込んだ 二人っきりになった部屋で、立ったまま話していた その勢いで信長様の胸に抱きついた
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