第10話 最後の願い

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「――帰蝶」 再び呼ばれたその声に身体が吸い込まれていく もうどれくらいこの方を愛おしく思ってきたことか 身体だけの関係でもいい、結ばれたいと思ってきたことか… あの初めての晩のように、 自分の心臓の上にわたしの耳を傾けさせる
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