第10話 最後の願い

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「今宵、あの夜のように眠ろう… ほら、落ち着くであろう?」 「はい、胎児のように落ち着きます…」 「俺は13で震えて嫁いできたお前を安心させたかったのだ 織田は、尾張は、 そなたの敵ではない、と 身内になったのだと安心させたかった」 「はい、安堵いたしました あの翌朝、よく眠り疲れが癒えたと雪乃にいったならば 驚かれました…」
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