第2章-1 捨てても…?

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「こんなになっても捨てないなんて、バカじゃないの!」 莉麗はすっかりご立腹。 「お前、何怒ってんの?」 「なに怒ってんのじゃないわよ! この娘が遊んでいた紙切れ、元カノのあの紙切れなんだからね!」 莉麗はまた集めて広げて、パズルのように合わせた。 いつまでも―― またミカノの文章が現れる。 「マジかよ、でもさ、俺ちゃんと捨てたぜ?」 「どこによ!?」 「いや、ゴミ箱に」
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