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もっと彼らと語り合いたい。
ずっとずっと、彼らを見ていたい。
“明日も、よろしくお願いします”
「ええ。もちろん」
沖田さんは、そう微笑んで私の口に一粒の金平糖を含ませた。
甘い味。
子供の頃大好きだった、懐かしい味。
「それじゃぁ、俺はこれで…って言っても、隣ですから。何かあれば手元の鈴を鳴らしてくださいね」
“わかってる。おやすみ”
「はい。いい夢を」
ひらひらと手を振って隣の部屋に消える沖田さん。
その背中を見送って、私は息を吐く。
意味もなく両手を開いて、閉じて。
足首を左右に振ってみる。
拳を握って、手のひらに爪を食い込ませれば痛い。
両足を擦り合わせば、体温が伝わる。
私は、生きている。
こんなにも、生きている。
いつまでも、生きていたい。
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