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「何時だ?……
んー、まだ出掛けるまでには結構時間あるぜ?」
壁に架かる時計は七時を指している。
『そうだけど……何か寂しかったんだもん……』
少し甘えた声。
「……わかったよ、少し早めに出掛けようか?」
『ぃぃの? じゃあ今から行くね!』
「今から!? まだ寝起きだぞ……」
『うん、今だよ
実はね、もう近くまで来てるんだぁ』
「それにしても早すぎじゃ……」
レオが慌てているのをマドカは楽しんでいる様だった。
『うふっ、じゃあ後でね』
マドカはそう言って電話を切った。
と、そこへ──
〈ピーンポーン〉
部屋のインターホンが鳴る。
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