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新郎新婦主催のビンゴゲームやら、新郎新婦のご友人による余興で会場が盛り上がった後は参加者全員でゲストハウスのお庭に出て集合写真を撮った。
我々がお庭で記念写真を撮影している間に、会場の壁際にデザートビュッフェが設置されていて、会場に戻った後も和やかにしばらくゆったりと過ごすことができるというおもてなしぶり。
食べたら太るだろうなとは思うけれども、デザートビュッフェが登場してるのに食べないのは失礼極まりないじゃないか。
「新藤さん、行こう。」
うん、意外。
係長って甘い物が好きなのかしら。
「甘い物、好きでしたっけ？」
「嫌いじゃないよ。」
係長と連れだって歩きだしたはずなのに、後ろから後頭部に向かって思い切り視線が突き刺さっているのを感じる。
が、ここは無視無視コロコロって感じで……
「お前ら、俺を誘わないとかって冷たいだろっ！」
私と係長が歩く真ん中３０センチほどの隙間に両手を突っ込み私と係長を手で押しのけて割り込んできた課長。
「ははっ。」
課長を一瞥して笑った係長と
「ちっ、やっぱわざとだったな。」
と、舌打ちをした課長。
休日モードの緩い雰囲気で係長に遊ばれる課長と、わざとだと分かっていて係長にじゃれつく課長。
私が二人をおかずに想像の中で二人を絡めてみたことは内緒……。
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