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「課長、なんでプリンを３個も持ってきてるのですか？」
席に戻って実食開始と思ったところで係長に突っ込まれてる。
「プリンってな、タマゴでできてるんだよ！！！」
決まってないし、係長は課長が無類のタマゴ好きだなんて知らないでしょうに。
冷めた目で私が課長を見たことに気が付いたらしい係長が私を見て、笑った。
「ケーキもタマゴが使われてるよね？」
「ですよね？」
私と係長がうんうんと自分達の正しさを立証していたら、
「うっせー、プリンはマロの好物でおじゃる！！！」
と、課長がのたまった。
「ぶはっ。」
吹いた係長が珍しくて、その姿をマジマジと見た後、課長のことは放置してケーキを食べた。
マロって、課長は今、いったい何になってるんだろう。
酔っ払ってるのかしら。
今日は私は乾杯に合わせてシャンパンを一口だけ飲んだだけで、それ以上は飲んでいない。
私の耳元で
「シャンパンの色っていつ見ても尿っぽいよなー。」
と、囁いてきた人がいるから飲む気が失せたのもある。
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