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俺は横から手を伸ばしそれに加勢する。
ドアは確かにしっかりと閉められていて、2人がかりでもビクとも動かない。
「だ、大丈夫?」
「僕も手伝うから」
悠と良が横から顔を出し、その手をノブにかけた。
「よし、みんなでもう一回だ。せーの!」
俺の掛け声と共に手に力を込める。
男4人の力が加わり、ドアがギシギシと音をたてた。
しかし、やはりドアは開かない。
額にはジワリと汗が浮かび、焦りと戸惑いと恐怖が交差する。
そんな状況で数分間頑張ってみたが、ついに俺たちはノブを開ける事を断念した。
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