台所

6/15
前へ
/306ページ
次へ
☆☆☆ 俺と嵐がドアの前に立っていた。 ドアを開けると決めたものの、いざその前の前に立つと心がひるむ。 この先にあるのはなんだろうか? ただの部屋か? それとも出口か? 気が付けば俺は拳を握りしめていて、その手にはジットリと汗をかいていた。 「開けるぞ」 嵐が言う。 「……あぁ」 俺はうなづき、そして嵐がドアノブを回した……。
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加