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その紋章は少しずつ光を増していき教室全体に広がった。
どうにか金縛りが解けたが誰もがこの状況に頭が追いついていない。
どうにか先生が「みなさん外に避難して!」と叫んだのが聞こえたがすでに遅かった。
白い爆発に飲み込まれた俺は意識を失った。
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そして暗闇の中を落下というとんでも体験をした俺は目を覚ました。
いったい何が起こったんだ。
状況を確認してからというものここがどこかはまったく検討がつかなかった。
それは俺達が生活していた日本とは掛け離れた場所だった。
白い色をしたレンガのような石造りの広い空間。足元には金色と赤色のデザインをしたカーペットみたいな物がある。
材質は日本にある物と少し違うようだな。
俺達……。クラスの奴らももちろん全員いた。誰もがこの状況に戸惑っていた。
なんかいつもと身体が違う。内なる力が身体全体を覆っていつもより力が溢れている。
「よくぞいらっしゃった。異世界より参られた勇者達よ!」
いかにも偉そうな王様が豪華に彩られた椅子に腰をかけながら声をあげた。
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