守護騎士《パラディン》

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それからと言うもの、10分ぐらいだろうか。マッサージに費やした。 ついつい本気でやり過ぎた。 「村の方から情報は得られましたか?」 少し乱れた服を直して重そうな鎧を装着していくミズキさん。 先ほどコッソリと鎧の一部を持ってみたが重すぎた。 こんな鎧を何事もなく着ているミズキさんに驚くほかなかった。 「はい……だいたいの原因は把握出来ました」 「本当ですか!流石です」 「まあ、とりあえずミズキさんがいないとこの問題は解決しないんで……」 原因は間違いなく勇者パーティ。病原体を発したのはモンスター。 とりあえず現場を見てみるのが一番手っ取り早い。 そして俺の力だけではダメだ。 このクエストに参加しているのが自分だけではなくて、本当に良かったと思う。 空き家を出て村人に勇者パーティが問題を起こした場所を知っている村人を訪ねた。 「あらぁ~いいのよ。ユウトちゃんにはわたしの全てを受け入れて貰ったんだから~」 と少しオネエが混じったゴツいおっさんが知っていた。 そしてオネエ村人に教えて貰った場所に着いた、俺とミズキさんは原因をすぐに理解することになった。
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