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実行犯である、『クマグロ水産』の社長の供述。
『もらったんやない。許可を取って、作ったんや』
許可は、要星からというのが、府警の判断だった。
「……宗教的な理由だけで、……遺体を、あんな風に……」
杉田は、最初に見つかった、犠牲者ふたりについての供述を思い返す。
儀式と称し、抵抗のないふたりを、縄で絞殺。
その後、すぐに、特殊な方法で冷凍し、自社倉庫で保管。
指定された日と時間に、朝日を浴びせる様言われ、解凍し、運んだ。
仕事柄、冷凍、解凍の方法は完璧で、鑑識にも見破れなかった。
「倉庫の神様、見せつけられちゃったね」
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