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しかしバスローブから着替えようとした葉月が恨めしそうに俺を見る。
「部長」
「何よ」
「着替えたいんだけど…」
「どうぞ」
「いやいやいや、女の子が着替えるって言ったら、部屋から出てくんじゃないの?」
「あら、アタシに見せられるようなボディじゃないってこと?」
「いや、そーいうことでなくて!」
「脱いで見せなさいよ」
「…は?」
「アタシの女になりたいならそれくらい腹くくれってこと」
全てが終わるまでは、もしかしたら葉月にだって専務派からの火の粉が飛びかかるかもしれない。
その覚悟を葉月にもして欲しかったのと……。
何よりもあのホストが葉月を抱いたのかどうかが気になったから。
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