Act.21 Side Ayumu

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「わっ……笑うことないじゃん」 「笑うだろ」 「あ、もしかして私の裸を見て目覚めた?」 「そんなビールっ腹見て起つとでも思ってんのか?」 「え?じゃあ起つこともあるんだ?」 「そりゃあるさ。まだちゃんとついてるんだから」 「ふふふー」 ニヤニヤと笑う葉月のおでこをコツンと指先で小突く。 「そんな事より、家のみ以外での泥酔は全面禁止。 もう次は助けになんか行かないぞ」 「……はぃぃ……」 シートに沈み込んで猛反省する葉月に、どうしても笑いが堪えられなくなった。
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