Act.21 Side Ayumu

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「おい、葉月!」 「はっ…はいっ!」 「お前は、男なら誰とでも寝るのか!」 「え?」 「え?じゃねーよ! もういい加減、そういうふしだらな生活、辞めろっつってんだろが!」 俺以外の男の前で、こんな姿をさらけ出しやがって。 泣きたくなったら俺のところに来ればいい、甘えたくなったらいつでも来いと何度も言って来たのに。 どうしてこの女はそれが理解出来ないのか、教えて欲しいくらいだ。 しかし張りつめた空気の中、翔平が突如笑い出す。 「ぷはっ!」 「何がおかしいんだよ!この●●カス!」 「いえ、楠田さんも必死だなーと思って」 「あぁ?!」 「いえ、何でもないです。 まぁ俺はもう用無しなんで、あとはお二人でゆっくり話し合ってください」
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