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遥か昔
まだ大陸がひとつなぎだった頃
何の前触れもなく突如天使と悪魔による戦争がおきた
人々は恐怖し
絶望し
このまま世界は終わると思った
いつまでたっても戦争は終わらない
ある種族は海に逃げ
ある種族は空へ逃げ
ある種族は地下へ逃げ
1年
10年
100年
世界の人口はみるみる減っていった
ありとあらゆる文明も滅びていった
培った知識を伝えるものも死に絶えた
長い長い戦争
天使や悪魔達は人間には直接危害はくわえなかったが
お互いの絶大過ぎる力のため人間たちは巻き込まれた
世界の人口が10分の1程まで減ったのは戦争が始まって200年が過ぎた頃だった
本当に前触れもなく
本当に呆気なく
戦争はいきなり終わりを告げた
人々は混乱したが
これからまた平和な時代がやってくると歓喜した
しかし文明も知識も言葉もほとんどを彼等は失ってしまった
その時戦争の勝者である天使の一人が舞い降りた
その天使はペネムと名乗り人々にあらゆる知識を与えた
その知識によって人間たちは文明を取り戻していった
そして始まった新西暦
今から2000年以上前の伝説
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