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「…!!」
さらに数分後。
俺が用意した服にも着替えて、見た目はさっぱりしたこいつ
…今、俺の目の前に大人しく座っているが、その瞳は食卓の上の料理に釘付けだった。
ぐるぐるきゅうぅぅう
という変な腹の虫が鳴いているのも気にせず、今にも涎が垂れそうな勢いで料理を凝視している。
「……一応言っとくが、毒は入ってないからな。」
俺がそう言うと、こいつはバッと勢いよく俺を見て、ふるふると首を振った。
そして、自分の両手を合わせると、小さな声でいただきますと呟いた。
「……」
どれから食べようか迷っているのが目に見えて、思わずフッと笑ってしまう。
そして、目の前のコーンポタージュのカップに手を付けると、恐る恐るといったように口に付けた。
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