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「とりあえずさ、一回教室に顔だけでもだそうよ」
一回でも連れて行ければ、後は花村くんがどうしようと私には関係ないはず。
「なんか必死やね。委員長って大変なんだな」
私の顔を見ながら花村くんがそう言う。
誰のせいで必死に、こんな面倒くさい頼まれ事をやらされてると思ってるのよ!
「分かった。じゃあ、委員長が可愛いくお願いしてくれたら教室行ってあげるよ」
「えっ、なんでそんなことしないといけないのよ!」
「そんなこと言うと、俺教室行かないよー」
花村くんはあざ笑うような顔で見てくる。
私は心の中でするかしないかの葛藤をし、やはり教室に連れて行かないとと思いすることにした。
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