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「あっ、良い所だ!」
私の番号の席は1番窓側の後ろから2番目だった。
ウキウキ気分で自分の鞄や荷物を持って、新しい席に着く。
残りの人たちもすぐにクジを引き終わり、みんなが自分の新しい席に移動しだす。
「げっ、ナツの前じゃん」
「なんで嫌そうな顔をするのよ!普通喜ぶところ!」
「冗談よ」
笑いながら紀子は私の前の席に座る。
前が紀子だとすごい心強いな。
隣は誰だろう?
ちょうど、隣の席の椅子に座る音が聞こえたので振り向いてみる。
隣の席には、茶髪の髪に耳にピアスを付けている、いかにもチャラ男全開のイケメン男子生徒がいた。
彼は私の視線に気づいたらしくこっちを向き、ニコッと笑顔を見せた。
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