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「ふーん。棗ちゃんは花村くんとすごい仲良しなんだね!」
海堂くんが私と花村くんの会話を見て笑顔でそう言ってきた。
うわぁ、すごい自然に下の名前で呼ばれたよ。
少し海堂くんに感心した。
「いやいや、そんなすごいってほどじゃないよ」
変に答えて花村くんに迷惑をかけちゃ悪いしね。
「あーあ、委員長身長低いから授業中寝てたらバレちゃうよな」
「それは悪いございました」
花村くんはやっぱり不機嫌なのかワザとらしくそう言ってきたので、私も棒読みで謝った。
授業中に寝る方が悪いでしょ。
「ふーん、そういうことねー」
私と花村くんの会話や態度を見て、海堂くんが何かを呟いていたが、聞こえなかった。
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