第1章

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連日の裁判が続いた。 どうやら警察や検察側は 彼女の人権養護だろうか? 裁判中に例のウィルスに感染し 発病に至り、妊娠さえ難しい体に なった事は言わなかった。 俺は彼女が別れを告げない限り、 現在も僕だけを見ててくれば…… これからも ”死が二人を別つまで” 一緒にいるつもりでいた!! 死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで死が二人を別つまで…… 気が狂う位に君を、君だけを、 ただ君だけを愛していた。 なのに…… 裁判は揉めに揉めた。 ウィルスの事を言わない 限り、俺も自白しないと 決めた! なのに……突然、彼女の声が 聞こえた。これで何度目の 裁判中かという最中に…… 『ねぇ……スティーブ、 愛してるのは貴方だけよ』 俺は疲れた。 その声、言葉が聞こえた時に ドッと疲れた。 「銃を放ったのは私です」 「犯行を認めますね?」 マイケルが ”異義あり!” と叫んだが僕の瞳からは 涙が零れていた。 「犯行の動機について お聞きします」 オイッ!! それは聞かないでくれ! 彼女の人としての道徳や 行為を俺が告白するのかよ! 「警察は知っていた筈です。 彼女は、彼女は、彼女は…… 誰が彼女をーーー!! 返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ!! 」 俺は発狂に近い 叫び声をあげていた。 この先はテレビには 流れなかった。 後は皆さんのご想像に お任せしたい。 ただ、彼女にウィルスを 植え付けた男が分からないので…… 俺には情状酌量の余地は残された。 ただ俺は彼女がウィルスに 感染して発病しても 本当に愛していた。 そう、彼女から別れを 告げなければ結婚していただろう。 俺は2度と女は抱かない。 男? ゴメンだね。 それこそウィルスキャリアかも 知れないぜ? 彼女以上の人は居ないんだ。 ー了ー
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