第1章

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「何故ですか? 」 「私達の自宅も ニュースになりましたからね」 警察は 「全く、パパラッチ共も…… けしからんですな」 と言って咳払いをした。 「彼女は? 」 「ほぼ即死に近いですが 検死をしないと分かりません」 「そうですか……」 気がつくと家の周りには 報道陣が押し寄せていた。 カメラのフラッシュが 眩しい……。 「こりゃ、酷い! 全く仕方ない輩ですねぇ」 「顧問弁護士を 呼んでも良いですか? 」 「勿論です」 俺は顧問弁護士に電話をして 彼の指示に従う事にした。 急いで車で駆け付けた 弁護士は自宅の周りは 凄い騒ぎなのでホテルを 手配して私をそこに 移動させた。 「スティーブ、明日には 再び警察に事件当時を 詳しく説明しないといけないよ」 「ああ」 「ショックだろうから 私も同行するよ」 「助かるよ」
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