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「成る程な、確かにその通りだわ。紅葉君はこれからも気にせずそのままで頼むぜ?」
よ、良かったぁ。これで敬語使わなくて怒られたらどうしようかと思った。
「あはは、てっきり怒られるかと思った。雷山で良かったよ」
これが他の貴族の人でヘイミン殺すべし。慈悲はない。とか言われたら終わってたかも。うーガクガクブルブルだね。
「もし良かったら雷山じゃなくて、拓海って呼んでくれよ」
こ、これは俗に言う友達フラグだよね!?勘違いとかじゃないよね!?
待て、落ち着け。クールだ。クールになるんだ紅葉。
よし、落ち着いたから大丈夫だ。決してぼっちになったらどうしようとか心配してた訳じゃないもん。
「うん、じゃあ拓海って呼ばせてもらうよ!拓海も全然呼び捨てで呼んでくれていいから!」
良かったぁ。これでぼっち学園生活の心配はしなくて済むんだ。にへへ。
「おう、ありがとう!じゃあ俺も紅葉って呼ばせてもらうわ。これからよろしくな」
「うん!これから学園生活よろしく!!」
うわー、これから学園生活楽しくなりそうだなぁ。わくわくが止まらないよ。これ今日はちゃんと寝れるかなー。
「あー、マイクテストマイクテスト。んー、けほけほ。そろそろ入学式を始めますのでお静かにお願い致します」
顔のにやけが止まらなくてどうしようかと思ってる最中に、前の方から先程のぽわぽわ先生の声が聞こえた。
そうだ、色々あって若干忘れかけてたけど今から入学式なんだ。ちゃんと話を聞いておかないと。
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