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マジキモス「ていうかさ?サトシてめぇ、俺がポケモン図鑑に出た瞬間に切って再びかけてくるとかいう高度な嫌がらせやめてくれない?これ程までに時間のむだを感じたことはねぇよ、なんでその作業に30分使ってんだよ」 サトシ「友情を確かめたかった」 マジキモス「友情なんてあったのかと疑うレベル」 サトシ「まぁまぁ、それよりさお前のレポートってどんな感じなの?」 マジキモス「え?俺か?」 マジキモスはやれやれという表情を浮かべ肩にかけていた無駄にオシャレなバッグからかなりのレポートの束を取り出した。 ドサッという効果音と共に。 サトシ「いや、引くわ」 マジキモス「いや、普通に一地方周りゃこれくらい溜まるだろ、ナナシマも行ったんだし」 サトシ「俺自由帳一ページ分くらいなんですけど」 マジキモス「乙」 サトシ「ものは提案なんだがシゲル君」 マジキモス「お前俺のちゃんとした名前呼ぶとき都合いいのな?んで、なんだよ?」 サトシ「お前読者様から頂いた名前を無下にできねぇだろ?あ、うん、お願いなんだけどさ、そのレポート二人で纏めましたって事にして出さね?いや、出して下さいお願いします」 マジキモス「だろうと思ったよ却下。自業自得だ」 サトシ「この腐れケチ野郎」 とりあえず俺は自由帳をもう一度開き頭を抱える。 ってもなぁ……今更書き連ねるもんもないんだよなぁ…… さっきのまとめがおれの旅の全部だからなぁ。 マジキモス「まぁいいんじゃねぇか?じーさんが見たいもんは量じゃないだろ」 サトシ「マジキモス…」 マジキモス「じーさんも俺たち二人のことをちゃんと理解してるだろうしじーさんが見たいのはお前が冒険を通して何を得たか…とかじゃねぇか?」 マジキモスはすかした顔でシャーペンをくるくる回していい感じに語り始めた。 サトシ「くっさ」 リア獣「激臭」 芋虫「刺激物」 マジキモス「ちょっと土に還ってくるわ」
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