more1、臣くん、佐藤家へ挨拶に行く

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しかも、 〝奥さん”なんて何て良い響きなのかしら。 寝る間際にそんな甘いヴォイスで囁かれると、臣くん愛がますます湧き出しちゃう…… 「ねぇ、チューしてもいいですか?」 「……よくない」 「えぇ、ちょっとだけ!フレンチキスでいいです!」 「お前な、それだけで済むと思うか?」 「大丈夫!もう、それで本当に大人しく寝るから!流石に実家だし、それ以上は何もしないからぁ」 今、無性に臣くんにキスしたいのです!と、 今度は臣くんの肩を持って、ぐわんぐわん揺らしちゃう、寝る前ギリギリまでシツコイわたし…… 「あのなぁ……お前がやめれても俺がやめられる自信がないの」 「っ」 「わかってくれますか?俺の気持ちも」 「は、はい……」 「その代わり、帰ったら覚悟しとけ」 臣くんの手が伸びてきて、私の唇に触れる。
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