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しかも、
〝奥さん”なんて何て良い響きなのかしら。
寝る間際にそんな甘いヴォイスで囁かれると、臣くん愛がますます湧き出しちゃう……
「ねぇ、チューしてもいいですか?」
「……よくない」
「えぇ、ちょっとだけ!フレンチキスでいいです!」
「お前な、それだけで済むと思うか?」
「大丈夫!もう、それで本当に大人しく寝るから!流石に実家だし、それ以上は何もしないからぁ」
今、無性に臣くんにキスしたいのです!と、
今度は臣くんの肩を持って、ぐわんぐわん揺らしちゃう、寝る前ギリギリまでシツコイわたし……
「あのなぁ……お前がやめれても俺がやめられる自信がないの」
「っ」
「わかってくれますか?俺の気持ちも」
「は、はい……」
「その代わり、帰ったら覚悟しとけ」
臣くんの手が伸びてきて、私の唇に触れる。
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