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「じゃ、じゃあっ!幸江の話は置いておくとして、お父さんとは何を話してたの??」
「……お前のアルバム見せて貰った」
「アルバムっ!?やだっ、恥ずかしっ!!」
「饅頭食べてるとことかタコ焼き食べてるとことか、お前らしくて可愛かったよ」
「やっだ~ホント恥ずかしいっ~…!!」
可愛いなんて、可愛いなんて、可愛いなんて、
可愛過ぎるなんて~…!
隣りで寝ている臣くんの肩を繋いでない方の手でバシバシしちゃう!
「でっ、他にはお父さんと何か話した??」
もしかして、〝幸代さんを僕に下さい”的なアレ言っちゃった??
と、期待もしちゃったけど、
「……臣くんって呼んでいいかって聞かれた」
「はぁっ?」
「お任せしますと答えた」
「ソ、ソウデスカ」
この様子だと改まった言葉はなかったのかなって感じ。
でも―…
「どうでしたか……?佐藤家の感想は……?」
「良い家族だなって思ったよ」
「ほ、ほんと?」
「ああ、お前がどれだけ大切にされて育ったか分かる」
「ま、まぁ、箱入りムスメだから~…(ナンチャッテ…)」
「だから、俺はこれからも家族になるお前を大事にしないとな。奥さん」
「臣くん……」
〝家族になる”
〝大事にする”
そんな臣くんからの言葉が聞けたから十分かなぁ。
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