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俺はトオル、天才少年だ。
どのくらい天才かというともう全てがだ。
テストはいつも満点だし、運動能力もなんとワンダホー!
それにそれを証明するかのように、かっこいいの塊な俺が廊下を歩くと、
みんな自分の存在が気恥ずかしくなって、目を反らす。
ラブレターだって毎日のように、「死ね」や「偉そうなんだよっ!」と言った内容のものが毎日届く。
ああ~、みんなツンデレかヤンデレなのかな。
偉そうなんだよっ、はきっと、「トオル君なんかに私の心がときめいてるなんて・・・!もうなによっ、トオル君のくせに生意気だよっ」
の遠回しな表現なんだろうね。
まあでも仕方がないことだ・・俺にときめくのは当たり前!!!
それに死ねっ、は「私のものにあんな完璧なトオルくんはなれないのねっ・・・神様不平等よ・・でも私のものになれないのなら・・・・いっそ、死んで。」の略なんだろう。
でもごめん!俺まだ、死ねない!!
それに地球の財産の俺に死んでほしいとか、
君、頭、沸いてる?
あーあ、ほんと、困っちゃうよ。
てか俺、やべえ。
ちなみに俺の名は山田トオル。
小学校六年生だ。
12歳だ。
もう一度言うぞ。
小 学 校 六 年 生 だ 。
そして12の約数は、1、2、3、4、6、そして・・・12 だっ!!!!
ちなみにに3と4の最小公倍数は・・・12だ 。
約数とか、俺、なんか、ぱねえ。
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