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学校も終わり、俺は小鳥やカラスに讃美されながら(讃美って言葉いいな、俺に合っている)
漆黒のランドセルを背負って下校した。
気持ちのいい青空だナアっ!
清々しい青空だナアっ!
そう考えを巡らせながら俺は家路についた。
家についた。
はずだった。
つく、はずだった。
だが天は俺にそうさせなかった!!!!!
「いしやあーきいもおーーー」
甘いすいーてぃーな香りだ。
残金は・・・・427円。
・・・いける。
小学校絶対悪である買い食いも、俺ならば許される。
俺ならば!!!!!
俺は甘美な香りに誘われ、自分の運命へと一歩踏み出した。
「・・・いも、ひとつください。」
「あいよお。ちょっと待ってな。」
焼き芋屋のムッシュはなにやらごそごそしている。
む?
ロープとな?
ムッシュは妖しげなロープを持っている。
そして・・・そのロープをこの俺に、
巻きつけたあ・・・!!!!!
「小学生1人確保しました。
結構バカそうで簡単に引っかかりました。」
え!え!えええええ!!
バカそうとか、ツンデレかよっ!
この賢そうな顔を見てそんなことを言うなんて!!!
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