第9話

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「うわ、うわ、うわっ」 安心した。なんて、とても言えない複雑な心境。 その人物とは 「待って。待って待って。え?え?え?えーっ!?なに?なになになに?なにこれなにこれ?雛森さん?ちょっとちょっと!これ、なにしてんのっ!?っちょ、」 ビジネスバッグを脇に挟み、掴んだ革製のバッグをひったくって、ひとりで大騒ぎする 「ちょっとー!警備員さーんっ!!来てーっっ!!」 「……」 佐藤くんだった。
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