第9話

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「……あ、」 微かに声を発したのは、佐藤くんに手首を掴まれ、拘束されたその人。 「警備員……なんて、必要ないでしょ!だって、だって私は」 掴まれた手を力任せに振りほどき、次第に声を荒げ、一歩下がる。 「私はっ!」 覚悟を決め、彼女の次の言葉を待った 次の、瞬間だった。
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