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ガチャ
「柏木さ~ん?レジ締め見てもらえますか?」
バイトの子が入ってきた。
ヤバい。
あたしは服をきて慌てて、飛び出した。
やば。
何も言わないで飛び出しちゃった。
閉店後、倉庫見たらもう梶くんいなくて
悪いことしたなって思った。
でも
仕方ないじゃない。
あんなとこ見られたらクビになってしまう。
あたしは従業員出口から急いで駅に向かった。
え、梶くんの会社のトラック?
「こら、俺を置いていったな?」
「キャッ!」
梶くんが後ろから抱きついてきた。
「か、梶くん………あたし、用事が………。」
トラックに無理やり乗せられて、人気のないところに連れて来られた。
ガタッ
助手席のシートを倒された。
「俺さ、あんなにじらされたの初めてなんだわ。」
真面目な顔
「じらしたわけじゃ………」
「責任とってね。」
とっくに21時過ぎてた。
トラックから流れるラジオが助手席がきしむ音をかき消す。
あたしは日焼けした梶くんに抱きついて
梶くんの首筋に何度もキスした。
下着なんか見てくれた?
高かったんだからね。
運転席の下に落としたら汚れちゃう。
梶くんはあたしの身体を揺らしながら強引に押し付ける。
少し黒木春斗の顔が浮かんだ。
トラックの窓が曇って綺麗な満月がぼやけてうつってた。
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