第1章

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「だ、大丈夫だから。」 「で、でも。血が………。か、柏木さん胸が出てるからしまってください。」 あたしはシャツで慌てて胸をしまった。 下着………。はかなきゃ………。 「響くん、ごめん。あの下着………とって。立てなくて………。」 「は、は、はい!」 響くんは慌てて拾ってくれた。 「は、はかせましょうか?」 「え?」 「脚……伸ばしてください。」 「う、うん。」 「か、柏木さん、血が……。」 「う、うん。切れちゃってるみたい。」 響くんの表情が変わった。 響くんはあたしの脚を掴んだ。 「ひ、響くん?」  クチュクチュ 「あ……アンッ………。ひ、響くん。ダメ……やめて………」 響くんはやめない。 「柏木さん、かわいそう。俺が癒やしてあげる。」 響くんの顔面からイヤらしい音がする。 気持ちイイ。どうしよう。 犬みたい。 「やぁぁっ………イっちゃう!」 あたしは身体をくねらせた。 「ハァッ………ハァッ………。」 「柏木さん、た、立てますか?」 「う、うん。ひ、響くん。あの……この事は………。」 「大丈夫です。言わないから。」 「あ、ありがとう。口、拭いて。」 「あ、すみません。」 響くん、なんであんなこと。 あたし、こんな年下にイかされちゃって………。恥ずかしい。
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