第2章

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「ああっ!アンっっ!」 「柏木さん、して……お願い」 あたしは膝をついてそのお願いをきいた。 「あっ……あっ……」 梶くんの色っぽい喘ぎが、あたしを興奮させる。 梶くんはあたしを壁に向けて、背後から押し付けた。 「柏木さん………すごいよ……いつもより。」 「あんっっ・・!だって……すごい……梶くんもいつもより。」 「こんなことして……俺たち、クビになっちゃうよ……。」 最後に熱いキスして、あたしは隠れるようにまたエレベーターに乗った。 峰さん、 あたし、 たったいま。 梶くんとしたんだ。 すごいやつ。 あたしは誇らしかった。 勝ってる。 あたしは峰さんに勝ってる。 梶くんはあたしの身体にあんなに夢中になるの。 あなたは知らないだろうけど。
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