第2章

8/8
前へ
/39ページ
次へ
響くんが近くにきた。 「峰さん、梶さんが好きなんですか?」 「そうよ。最初から。」 「そんな、だって僕のこと好きだって言ってたじゃないですか。」 「あたしは最初から梶くんが好き。」 峰さんが梶くんに抱きついた。 そうか、わかった。 あたしから梶くんを引き離すためだったんだ。 梶くん、相変わらずダンマリ。 あたしもカバンと上着を持った。 もうあの雑貨屋はやめる。 梶くんともさよなら。 じゃあ、もう我慢しなくていい。 あたしは梶くんの頬を触ってキスをした。 梶くんはあたしの腰に手を回して強く抱き寄せた。 え。 梶くんの舌が、あたしの唇の中に入って、今までにない優しい いやらしい セクシーになめ回す。 アッ ダメ そんなキス 脚に力が入らない。 感じ過ぎて立てないよ。 峰さんと響くんはビックリしただろう。 あたしたちは夢中でお互いの唇と舌をなめ回した。 先に峰さんが店から飛び出し、そのあとを響くんが追いかけるように店から出て来て行った。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加