第3章

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あたしは勝手だ。 あの男の人のあたしを求める瞳で見つめられるとゾクゾクする。 でも一番ゾクゾクするのは、梶くんのセクシーな瞳だ。 もう誰にもなびかないよ。 梶くんだけにする。 梶くんにだけ、あたしをあげる。 あたしたちは店を出たあと、なだれ込むようにラブホテルに入った。 キスをしながら互いに服を脱がし合って そのまま、ベッドに倒れこんだ。 梶くんがいきなりあたしのミニスカートをおろした。 「いや。ちょっと!梶くん!待って。」 「なんで?」 「な、なんで?ってちょっと、いきなりそこから?」 「俺の本気を見せてやるよ。」 「え、アッ!ちょっと!まっ……!」 うそ 梶くん、グイグイくる。 ピンポイントで ソコは攻められたら、 「アアッ……!」 全身に電流が走るみたいに 脳が痺れて あたしは身体を大きくくねらせた。 梶くんは そうなるあたしを余裕で見送って 舌なめずりしながら顔をあげた。 「はぁ……はぁ……はぁ……」 「気持ち良かった?」 「あたま、おかしくなるよぉ。」 「じゃあ、次は俺ね。さあ、何をしてくれるかな?」 もう! あたしだって梶くんのピンポイントくらい知ってる。 おかしくしてやる。 「あ!はぁ……あ……。」 感じてる。 感じてる。 梶くんのセクシーな声聞いてるとあたしの身体がうずき出す。 「あ……。」 あとちょっとだ! これはあとちょっとの合図。 何回も何回も身体を重ねてきた。 これくらい。
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