第3章

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二日後、退職届を持って店に行くと峰さんが退職さしたと聞いた。 え、そんなあっさり? 良かった。1日休んで。 まさかあっちが辞めるとは思わなかった。 響くんは相変わらずいたけど、あたしと顔合わせない。 避けられるようだった。 あたしは退職届を破って捨てた。 「ふーん、辞めたの?峰さん。」 「うん。」 あたしは配達にきた梶くんに裏で峰さんが辞めたことを話した。 「昨日、会いたいってLINEきた。」 「え!LINE教えたの?」 「だって相談にのってくれって前に言われたから。」 「信じらんない。」、 あたしはムスッとした。 チュッ 梶くんがあたしの唇を奪った。 「そうやって、ごまかすんだから。」 「いいだろ。会わないんだから。」 「そりゃそうだけど。」 「今日アパートくる?」 「今日、お泊まり道具持ってきてないよ。」 「次からアパートに置いていきな。」 「え、いいの?」 「うん、じゃあ、今日は俺がそっち行くよ。」 「うん。何食べたい?」 「しょうが焼き。」 「そんな簡単なやつでいいの?」 「うん。」 「でも夜まで我慢できないな。奥の倉庫いこ。」 「ダメだよぉ。エッチなことする場所じゃないんだから。」 「大丈夫。触るだけ。」 「それだけじゃ、済まないでしょ。」 「アアッ……。アアッ……。」 「ごめん、はぁ……はぁ……。最後までやるつもりは本当に……なくて……。」 「下着、汚れちゃうよぉ。はぁ……はぁ……。」 「あ、ストッキング、破れた。ごめん。」 「もうっ!はぁ……はぁ……信じらんない。早く、早くしてぇ……あたしも、もう我慢できない。」 「柏木さん、身体柔らかいから、いろんな場所でできるね。」 「もうっ!誉めてるのかわかんないよぉ。」 うう、下着気持ち悪い。 2階に下着売り場あるから買ってこようかな。
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