第1章

6/18
前へ
/39ページ
次へ
身体がおかしい 熱い 仕事中なのに。 ダメ………。 梶くんはあたしの頬を撫でながら 唇を押し付けて グイグイ、入ってきた。 やだ、慣れてる。 女慣れしすぎだわ。この人… 梶くんの手があたしの胸元のボタンを外そうとした時 あたしの理性がストップをかけた。 ヤバい 今日、変なブラジャー。 「ちょっと、ちょっと、ストップ。」 あたしは慌てて梶くんの手を握った。 「なんで?盛り上がってきたのに。」 「あ、えっと、し、仕事戻らないと。」 「したくないの?」 「え?」 「柏木さん、俺としたくないの?」 「………。したいけど、今日………。あの………変な下着だから……それにクビになっちゃう。」 あたしはモジモジしながら言った。 「はははっ!柏木さん面白い。」 「え」 「わかった。またね。」 梶くんは倉庫から出ていった。 またねって。 軽い。 梶くん、顔は素敵だけど少し軽い? とにかく、次は綺麗な下着してこなきゃ。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加